頭痛
フレイル、人参養栄湯
先日(8月26・27日)薬局を休んで
和漢医薬学会学術大会に参加してきました。
私の漢方薬生薬認定薬剤師の資格を維持するためです。
最近の業界のトレンドは「フレイル」と「人参用栄養湯」です。
今回も多数の発表があり、医学部や薬学部などの先生が盛んに発表されていました。
ただ毎回思うことですが、和漢医薬学会では漢方の理論に「三陰三陽(所謂日本漢方)」と「口訣」を用い、
処方の運用を「方証相対」一辺倒に頼っているので処方の鑑別が杜撰にならざるを得ない。
流行りのフレイルに用いることの多い
人参養栄湯、十全大補湯、補中益気湯の使い方の鑑別があいまいなまま、シンポジウムの講演が進んでいく。
所謂日本漢方だけではなく、臓腑論、陰陽論、温病論、中医学など幅広く理論を学べば良いのに、
思いながら会場の富山を離れ6時間かけて帰宅しました。