自縄自縛
不眠症だという方が漢方相談で来店されることが良くあります。
寝不足になって嫌だ! もっと寝たい! と。
漢方相談の中で、
「私は8時間寝なくては満足しない」とのこと。時間は6時間であったり、7時間であったりしますが、ご自分が決められた睡眠時間ほど寝られないことに悶々とされています。
年齢が上がると連熄して寝られる時間が短くなるものです。還暦を過ぎると、6時間や8時間も連続して寝られなくなっても不思議ではありません。それは異常ではないのです。自然の摂理なのです。
いつも「私は8時間寝ないと身体がもたない」と言っている方が、6時間で目が覚めてしまうと、其の差2時間はストレスになります。
「どうして私は8時間寝られないのだろう?」
この2時間のストレスは大きいのです。
先ずは自分の最適な睡眠時間を見つけてください。連続4時間でも構いません。昼間眠たくなれば、5分でもよいので居眠りをしましょう。昼寝を長くすると夜に寝られなくなるので注意です。
自分で決めた必要な睡眠時間の見直しも大事です。長く寝られないストレスから解放されるだけで、随分と気持ちが違ってくるものです。
そのうえで適切な漢方薬を服用すると、睡眠不足から解放されるもです。