お客様と長全堂薬局を行き来する薬袋
昨年末より漢方相談のお客様。
当初「咽に何かある、飲み込もうとしても飲み込めず、かといって吐き出せない」
とのこと。
この訴えは将に半夏厚朴湯の証。
簡単に良くなると目論んでいました。
しかし良くならないのです。
それから漢方相談を重ねること3ヵ月、酷い冷え症もありご用意する漢方薬も若干迷走した時期もありました。
冷え症等は反応も良く症状の改善の実感もありながら、咽の症状の改善は捗々しくありません。
漢方の理論、臓腑論、五行説などを駆使し漸く目途が付いたのが1か月前、
今は当初の症状の程度を10とすると、現在は1~2程度にまで改善。
漢方の理論を駆使して処方を決定し、結果を出す。
漢方薬生薬認定薬剤師としての醍醐味です。