先日（5/24）「防府漢方スタイル」の例会でzoomでのオンライン講義の講師を勤めました。
講義のテーマは「心に効く漢方薬」で、薬剤師対象の約90分の講義でした。
オンラインの為、山口県、広島県、四国からの参加もありました。

ストレスの多い現代、身体だけでなく心の不調を訴える方はとても増えています。、
漢方薬は、心の不調・気持ちの不調・不眠・イライラ・鬱などの治療にも効果があるため、漢方が最近ますます注目されてきています。

漢方ではヒトの身体を、陰と陽に分けます。
陽＝氣：心、思い、意思、精神状態
陰＝肉体
そして大事なのはこの陰陽は必ず二つで一つ、それぞれ単独で存在しえないという点です。
この観点から体の不調は心の不調と連動し、気持ちや心の不調は身体の不調と連動していると捉えて診断・治療にあたります。

先の講義では、身体や内臓の働きと心の異常との関連を陰陽虚実を駆使して解説をいたしました。
漢方独特の理論もあり、初めて聞く方には少々判りずらい部分もあったかと思いますが、
日々長全堂薬局の店頭での実際の症例も交えてお話ししました。