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キノコと漢方

我が家の庭にキノコ(写真)が突然生えてきました。初めてなので、ビックリしたのと大きさ(20センチくらい)に感心した次第。
ところで漢方薬を構成する生薬の中にはキノコ由来のものもあります。
私のように漢方を専門とする者にとって、
キノコといえば「茯苓」と「猪苓」でしょう。茯苓はモツホドが、猪苓はチョレイマイタケというキノコが基原植物になります。どちらも松野切株に寄生するキノコで、利水効果があります。五苓散と猪苓湯に配合されいることでおなじみの生薬です。
 
一方専門家でない方にとっては漢方・キノコといえば、霊芝(レイシ)や冬虫夏草(トウチュウカソウ)が有名ではないでしょうか。
以前霊芝は栽培が難しくかなり効果な生薬でした。笠の部分に少し光沢があり如何にも何か力がありそうな雰囲気があります。
冬虫夏草はその名のとおり、春や夏の気温の高いときは虫(イモ虫)として活動していますが、その虫が冬になると体内からキノコが生えてくる。不思議な生き物で、そこに神秘の力が宿っていると考えたのも無理はありません。かなり以前に中国の水泳選手が冬虫夏草のエキスをドリンク剤にして、滋養強壮・体力増強目的に使用したことは有名な話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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