オロシヤ参の琥珀

誰袖花魁が琥珀の腕輪を

琥珀
【べらぼう 6月8日放送分】
今回のべらぼうでは琥珀が出てきました。
松前藩の上知を画策する幕府、その中心人物田沼意知、
彼は身分を隠し吉原に。
吉原の誰袖花魁(たがそでおいらん)、
松前藩の江戸家老から琥珀の腕輪を手に入れ
抜荷(密輸貿易)の証拠にと田沼意知に差し出すシーンが
琥珀、古代の樹木の樹脂が固まって化石化したもの
主に宝飾品として扱われますが
薬効もあります。
日本ではあまり使用されませんが
中国の生薬事典『中葯大辞典』に収載されており
精神を安定させ、
瘀血(汚れて滞りがちな血液)
を解消し血流を改善し滞る血液を流し、
排尿障害を改善する
と薬効を述べています。
今から30年以上も昔
当時勤めていた漢方薬局で
急遽琥珀が欲しいお客様から注文があり
問屋まで急ぎ取りに走ったことを懐かしく思い出しました